小畔川の上流

 日高市鹿山付近(八高線沿線)で撮影。  撮影当日(2006,1,29)、小畔川に蛍を読みがえらせようと、”小畔の会(会員数約10名)”が川の清掃を続けていた。 会員さんのお話では、下流は蛇行しており大雨でごみなどが詰まってしまい、出水の原因になるのでそれらを日ごろから取り除いておく、というのも大きな目的なのだそうだ。 清掃は水の少ない冬季に行われており、この日もビニールや棒杭、木切れなどを回収していた。 水源は宮沢湖(人造湖)で、最近までこの周囲は用水として使っていたそうである。宮沢湖ができるまでは山からの湧き水が水源であったとのことである。

      

周囲の農地は宅地化が進んでいる。 民家と民家の境界には自然の小川の跡が残っていて、雨水を流す役割を担っている。 しかし宅地化された地域を流れる小畔川の両岸は護岸工事が行われている。 

   

 川を挟む畑の境界には土の中から出てきた石ころや土器が捨ててあり、それらの中には縄文時代の土器と思われる縄目模様の破片も見つかる。 宅地開発の前には教育委員会の指導で発掘調査も行われており、それらは調査後覆土されている。 これらの発掘で出てきたものは市の文化財として保管されていると聞く。

   

小畔川が出てくるむかしばなし

ちゃりんこ小畔川下り