北九州の古代(朝鮮文化)史跡探訪旅行記録  2003.05.09(金)−19(月)

古代、北部九州は南部朝鮮とは同一文化圏であったといわれる。またそこは日本文化発祥の地

であり、日本文化の元となった弥生文化が朝鮮半島からはじめて渡来した地でもある。

北部九州は海を一つ隔てて向かい合っている朝鮮半島の加耶諸国の半分ほどが弥生時代、

またはそれ以前から何度にもわたってそのまま引っ越してきたようなところだったとも言われ、

「日本の中の朝鮮文化」がぎっしり詰まった地である。

古事記と日本書紀には、朝鮮半島の新羅の王子アメノヒボコ(天日槍、天之日矛、都怒我阿羅

斯等、ツヌガアラシトと同一)が赤留姫(あかるひめ)を追って日本への渡来し、九州から難波へ

進出したという伝承があり、応神天皇の母の神功皇后は天日槍の外孫とも書かれている。

天日槍の集団から出たという秦(はた)氏族は古代日本の最大の氏族である。九州をはじめ、

四国、中国、近畿、北陸、東海、関東地方まで分布している。豊前(大分)に、八幡宮の総本社

宇佐神宮(伊勢皇大神宮につぐわが国第二の宗廟)を建て、東征して、山城(京都)の太秦

(うずまさ)に落ち着き、分社4万社の総本社である稲荷大社(伏見稲荷)を祭っている。聖徳

太子に財政援助をし、桓武天皇(百済系)の平安京遷都へのかかわりも見逃せない。

古代日本の形成に重要な役割を果たした秦氏(新羅・加耶系渡来族)とともに蘇我氏(百済系

渡来族)および藤原氏(百済王または新羅の王族?)の影響も大きい。蘇我氏と藤原氏とも

天皇家の外戚として天皇にも勝る権力を振るうところまでいったが、その出自は今ひとつ明らか

ではない。これの解明は今後の楽しみである。

昨年の秋は、我々日本人の遠い昔の故郷と言える朝鮮半島の韓国を訪ねた。今回はその半島

から、遠い祖先が初めて渡来した地である北九州を訪ねた。予想はしていたものの、そこには

古代朝鮮文化がぎっしり詰まっていることに今更ながら驚かされた。

また、帰路に訪ねた岡山県の吉備路、滋賀県の琵琶湖東側についても報告したい。

5月9日       快晴

 小田原自宅    7:15発

 御殿場IC     東名高速  8:05

 名古屋       名神高速

 中国自動車道分岐  14:00  中国・山陽自動車道

 岡山吉備SA   16:35

 門司        九州自動車道

 八幡IC      白木崎(新羅)、楠原(百済)、小森江(高麗)など、古代朝鮮名が多い。

 水巻町      21:35着  車中泊

            走行距離 1105km  所要時間 14時間20分

5月10日      快晴

 水巻町      6:30発

 立屋敷遺跡   遠賀(オンガ、朝鮮語)川式土器。西日本の前期弥生式土器の総称。

 織幡(おりはた)神社  朝鮮渡来の秦氏・勝浦氏の織姫を祭る。

 宗像(むなかた)大社  天照大神がその三御子神を天孫降臨前にお降しになった。

 宗像大社神宝館   祭礼に使われた鏡・玉・武器・工具、朝鮮製純金指輪など。  

 奴山(ぬやま)古墳群  3百余基の古墳時代後期の古墳群。宗像氏=秦氏の墓所。

 宮地嶽(みやじだけ)神社  創建は千六百年前、神功皇后の渡韓時に祠を建てた。

 和白(わじろ)  朝鮮語でハペク。古代朝鮮の新羅6部族の「評議会」を意味する。

 海ノ中道     和白と志賀島を結ぶ中州。狭いところは数十mの巾。

 志賀島      志賀海神社  綿津見三神(朝鮮語のパタ、海の意)を祭る。

           展望台     200km北方の韓国釜山が見えるか?

           蒙古首切塚  北九州の沿岸には蒙古軍上陸防止用土塁も多数あり。

           金印公園   漢委奴(かんのわのなの)国王金印の出土の地。

 香椎宮(かしいぐう)  仲哀天皇の霊廟。カシヒ・カシハラ・クシフル・クシヒは同形。

 筥崎宮(はこざきぐう) 宇佐、石清水と並ぶ三大八幡宮。神功・応神ゆかりの社。

 宇美(うみ)八幡宮  神功皇后が応神天皇をお産み(宇美)になったところ。

 宇美町立歴史民俗資料館  宇美=不彌(ふみ)国か? 丹塗り土器。

 大野城      大規模な百済式山城。665年百済滅亡で渡来した憶礼・四比が建造。

 大宰府天満宮 菅原道真のたたり抑制のための神社。道真の祖も朝鮮半島出身。

 大宰府政庁跡 大和朝廷の九州政庁跡。

 観世音寺    傷心の道真も通ったという静かな境内。天智が母斉明を弔う。

 つくしの湯    7:00

            20:00着  車中泊

            185km  13時間30分

5月11日      晴

            6:15発

 水城(みずき)  白村江での敗戦後、唐・新羅の来襲に備え大堤防と堀を建設。

 白木原(しらきばる)  新羅(シラキ)からの渡来人の集落(バル)。

 日向峠(ひなたとうげ) 北西に櫛触(くしふる)岳、ニニギノミコト天孫降臨の地。

 伊都歴史資料館  魏志倭人伝の伊覩国(いとこく)の諸遺跡出土品の展示。

 雷山(らいさん)神社  古代朝鮮式山城(天日槍の築造)近くの渡来人の神社。

 宇美八幡宮   祭神6座に気比大神あり、敦賀の気比神宮に同じ。天日槍を祀る。

 筑前怡土 雷山千如寺大悲王院  725年インドの高僧清賀上人開祖、真言宗。

 平原(ひらばる)遺跡  弥生後期の墳丘墓。日本最大46.5cmの銅鏡を出土。

 細石(さざれいし、佐々礼石)神社  祭神は磐長姫と妹の木花開耶姫。訪問忘れ。

 三雲・南小路遺跡  鏡・剣・勾玉の三種の副葬品出土。弥生中期、伊都国王墓か。

 支登支石墓群(しと しせきぼぐん)  朝鮮半島からの墓制、弥生時代の墓地。

 飯盛神社     859年飯盛山東麓。祭神は伊邪那美命・宝満神・八幡神・五十猛尊。

 高木・吉武遺跡 渡来人の都市国家、早良国。日本最古の王墓(紀元前2世紀)。

 金武遺跡     吉武遺跡につながる遺跡。

 福岡市博物館  古代国家、伊都・早良・奴・不彌の出土品、漢委奴国王金印展示。

 百道浜(ももちはま) 近代的開発部分と古い松原が共存。福岡市民憩いの海岸。

 須玖(すく)    19:10着  車中泊

            121km  13時間

5月12日      快晴

 須玖(すく)    5:45発

 須玖岡本遺跡  奴国王墓の支石墓。剣・鏡・玉類を出土、「三種の神器」の原形。

 板付遺跡     日本最古の農耕遺跡。弥生前期の環濠住居跡・墳墓など。

 日向峠      東に早良平野、西に糸島平野・糸島半島と可也山。素晴らしい眺め。

 高祖(たかす)神社  怡土城域内にある、天日槍・比売許曾(ひめこそ)を祭る。

 怡土城(いとじょう)跡  奈良時代の朝鮮式山城。築城責任者は吉備真備など。

 糸島(いとしま)半島  いと­=伊都、魏志倭人伝の伊都国の所在地。

       唐泊(からどまり)  韓泊。朝鮮半島からの渡来人の居留地、植民地。

       韓良郷(からごう)  朝鮮半島からの渡来人の居留地、植民地。

       芥屋大門(けやのおおと、かや)  加夜郷・?永(けえ)郷の芥屋

       可也山(かやさん、加耶山) 渡来人が故郷の加耶を山の名前にした。

 前原(まえばる)市

 白木峠  白木。新羅来(しらぎき)からの転化。福岡県全域に白木=新羅が点在。

 浜玉町(佐賀県)玉島川は、記紀にある「神功皇后の年魚(鮎)釣り伝説」の地。

 虹の松原     気比の松原(福井)、三保の松原(静岡)とともに、日本の三大松原。

 唐津市

 呼子町 壱岐行きフェリー乗り場。釜山・対馬・壱岐・博多、半島への出発地。

       呼子大橋

 名護屋(なごや)城跡  古くは天智天皇、中世では秀吉、朝鮮への出兵基地。

 唐津市

 相知町       自動車道

 多久IC      長崎自動車道

 東背振(ひがしせふり)IC  北に背振山系。せふり=ソフル=朝鮮語で都の意。

 吉野ヶ里     稲作の環濠集落。朝鮮半島の松菊里(そんぐくり)は弥生文化の原風景。

 柳川市(福岡県 水郷・どんこ船で川下り。  北原白秋生家。

 瀬高町   山門(やまと)郡 邪馬台国九州説の邪馬台国所在地の一つ

 女山神籠石(ぞやまこうごいし)・水門  古い古代朝鮮式山城。卑弥呼関係の遺跡。

 船小屋温泉   19:00着  車中泊

            302km  13時間15分

5月13日      曇り後雨

 船小屋温泉    6:15発

 白木        女山の東、山を越えた谷あい、白木川沿いの新羅渡来人の集落。

 山崎        白木川・矢部川流域、旧白木村。古代新羅人の渡来の里。

            日枝神社

            薬師堂

 八女(やめ)古墳群

 岩戸山(いわとやま)古墳  筑紫の君、磐井の墳墓。九州最大の前方後円墳。

 岩戸山歴史資料館  岩戸山、立山山古墳など当地の古墳からの出土品の展示。

 石人山(せきじんさん)古墳  磐井の祖父の墳墓(5世紀半)。石人像と石棺。

 弘化谷(こうかだに)古墳  石室石屋形(いしやがた)奥壁に赤緑の幾何学文様。

 広川町古墳公園資料館  石室石屋形と壁画を実物大の模型で再現。

 金立(きんりゅう)神社  佐賀市  秦の始皇帝に派遣された徐福を祀る。

 西隈古墳  

 筑紫(つくし)神社  祭神は白日別(新羅からの別れ、韓神)。磐井が祖を祀った。

 高良(こうら)大社  祭神は高良玉垂命。筑紫平野中央、邪馬台国所在地か。

 高良山神籠石  6世紀以前の古代朝鮮式山城。磐井が大和朝廷とここで戦った。

 久留米市内   18:25着  車中泊

            173km  12時間40分

5月14日      雨

 久留米市内    6:40発

 基肄(きい)城址 7世紀後半、天智帝が唐・新羅来襲に備えた古代朝鮮式山城。

 大己貴(おおむなち)神社  祭神は大国主之命。日本書紀登場の最古の神社。

 甘木(あまぎ)市 当地の地名の配置が大和地方に一致。邪馬台国甘木朝倉説。

 甘木歴史資料館邪馬台国、卑弥呼の里か。「筑後川中流域の前方後円墳」展。

 平塚川添遺跡公園  弥生後期の環濠集落、ムラからクニへの変化の様子再現。

 小田茶臼塚古墳 古いタイプの横穴石室帆立貝形前方後円墳。甲冑・馬具出土。

 美奈宣(みなき)神社  祭神は大国主・スサノオ・事代主。神功が三韓征伐祈願。

 朝倉の三連水車 高い土地への給水のため200年前に自動回転重水車を設置。

 若宮神社     景行天皇行宮之御遺蹟。

 日の岡古墳   墳丘長74mの前方後円墳。横穴式石室、同心円などの装飾壁画。

 月の岡古墳   若宮八幡宮境内にある墳丘長80mの前方後円墳。金銅製冑出土。

 珍塚(めずらしつか)古墳  石室の奥壁画に赤青2色でわらび手文・船・鳥・人物。

 杷木(はき)神社 26代継体の代、鹿鹿火大連が磐井討伐の祈願をし、成功。

杷木神籠石     古代朝鮮式山城。

 恵蘇(えそ)八幡宮 祭神は応神・斉明・天智天皇。斉明天皇一時埋葬の古墳。

            筑後川の眺め。邪馬台国はこの流域にあったのだろう。

 須賀神社     祭神はスサノオノミコト(天照大神の弟だが、新羅から渡来の神)。

 秋月        秋月・黒田氏の栄華を残す、筑前の小京都、鎌倉時代からの城下町。

 小石原村     村内に約50軒の小石原焼窯元が点在。

 添田(そえだ)町 素盞鳴尊(スサノオノミコト)の子の名、曾褒里がつまったもの。

 香春(かわら)町 18:30着  柿下温泉  車中泊

            199km  11時間50分

5月15日      曇り

 香春町      6:20発  豊前国の中心地の一つ。

 香春岳      南から、一・二・三ノ岳。炭坑節の、一山二山三山越え の山のこと。

 香春神社     一ノ岳南麓、現祭神は辛国息長大姫大目命、古くは比売大神。

 須佐神社     祭神はスサノオノミコト。この付近は新羅渡来人・秦氏の国であった。

 現人(あらひと)神社  三ノ岳東麓、祭神は都怒我阿羅斯等、守護神は比売大神。

 古宮(こみや)八幡宮 二ノ岳東麓、祭神は豊比当ス。鏡は、古宮・草場・宇佐へ。

 清祀殿(せいしでん)  宇佐神宮奉納の御神鏡鋳造場所。鋳造は720年頃から。

 鏡山神社

 勾金(まがりかね)陵参考地

 河内王の墓

 御所谷(ごしょがたに)神籠石 京都平野犀川町の馬岳に7世紀の水門と石塁が残る。

 春日神社     834年春日大社から勧請。祭神は比売・武甕槌・児屋根・斎主。

 太祖大神社・須佐神社  御両社。一つの神社のように見えるが、二社が並立する。

       太祖大神社 太古から天之御中主、高皇産霊、神皇産霊大神を祀る。

       須佐神社  建速須佐之男、奇稲田比売、八王子大神を祀る。

 御所山古墳   5世紀九州唯一濠付き前方後円墳。横穴式朱塗り石室。豊国首長墓。  

 白庭神社    饒速日(にぎはやひ)、大巳貴(おおむなち)、罔象女(みずはのめ)。

 行橋市歴史資料館  京都(みやこ)平野の諸遺跡出土品の展示。

 草場神社(豊日別宮、とよひわけぐう) 香春で作られた鏡は、草場、宇佐神宮へ。

 金富(きんとみ)神社 3世紀創建、祭神は辛国息長大姫大目命・豊比当ス・玉依姫。

 八幡古表(こひょう)神社 神事「傀儡(くぐつ)の神相撲」の人形47体。女神騎牛像。

 薦(こも)神社=大貞八幡宮 宇佐八幡宮の元宮。秦氏築造溜池に内宮、畔に外宮。

 古要(こよう)神社 木偶(でく)60体。古表・古要のこの神事は朝鮮の繰人形起源。

 宇佐市四日市  19:15着  車中泊

            164km  12時間55分

5月16日      晴れ

 宇佐市四日市  6:20発

 四日市横穴墓群  7世紀、古墳時代後期の共同墓地。彩色・文様の装飾もある。

 粟嶋社       祭神は少彦名命。1625年紀州加太神社から勧請。ここは邪馬台国。

 鬼塚古墳     横穴式石室の、鳥・人間・船の線刻画は畿内銅鐸のそれに類似。

 伊美神社     祭神は、応神・仲哀・神功。1100年前石清水八幡宮から勧請の別宮。

 伊美港      姫島行きフェリー乗り場

 姫島    古事記の国産み神話の「女島(ひめしま)」、瀬戸内海上交通の要地。

       比売語曾神社(ひめこそじんじゃ) 語曾=古代朝鮮語の社、姫社。

       拍子水  酸化鉄の沈殿した湧水。別名赤水明神はこの湧水が起源。

        褶曲地層  地震である地層に液状化が起き、地層が複雑に変形した。

        大帯八幡社  息長帯姫(おきながたらしひめ)などを祭神。

 伊美港

 川中不動     川の中に安土・桃山の磨崖仏。六郷満山文化は朝鮮新羅文化に類似。

 天念寺      修正鬼会(しゅじょうおにえ)は千年前からの六郷満山の大宗教行事。

 富貴寺(ふきじ) 718年仁聞菩薩の開基。国宝・大堂は西国唯一の阿弥陀堂。

 元宮磨崖仏   室町時代の、毘沙門天、不動明王など5像。 田染荘近く。 

 鍋山磨崖仏   鎌倉時代の、半肉彫りの不動三尊像。

 宇佐風土記の丘  前方後円墳6基を中心にした史跡公園。赤塚古墳は3世紀末。

 大分県立歴史博物館 「豊の国・おおいたの歴史と文化―くらしと祈りー」を常設。

 駅館川(やっかんがわ)  宇佐神宮への勅使はここでまず身を清めた。

 化粧井戸     駅館・化粧井戸で装束を整える。駅館は朝鮮語のヨクカン。

 凶首(きょうしゅ)塚古墳  熊襲征伐での敗者・隼人の首が埋まる。支石墓か。

 百体神社     隼人(はやと)の霊を祀る。成敗され恭順した熊襲が隼人となった。

 宇佐神宮     4万余社の八幡宮の総本社。伊勢皇大神宮に次ぐ我国第二の宗廟。

           古代秦氏の総氏神。祭神は誉田別(応神)・比売・息長帯比売(神功)。

 別府市      由布岳の眺め。自噴の温泉の蒸気があちこちに見える。

 滝尾百穴     大分川沿いの羽田集落にある古代朝鮮の墓制である横穴式古墳群。

 杵築市      友人 金田卓爾さん宅  20:30着  金田さんの温泉つき別荘泊り。

            246km  14時間10分

5月17日      快晴

 金田さん宅    7:00発   近くの海岸を散歩。

 奈多八幡宮   宇佐神宮の行幸会で遷せられた古い八幡像がここに納め残される。

 若宮八幡宮   宇佐神宮の末社。朝鮮語といわれる若宮楽を秋の祭礼で奏する。

 小倉東IC     九州自動車道

 布刈(めかり)SA 布刈神事の布刈神社近く、九州最後のSA。関門海峡の眺め。

 山陽自動車道・中国自動車道

 倉敷IC

 吉備路(きびじ) 大和、北九州と並び栄えた古代吉備王国の中心地。 

備中国分寺      聖武発願。赤松の中の五重塔の景観は絵になる。

       こうもり塚(黒媛塚)  巨大横穴式石室に家形石棺を持つ前方後円墳。

       作山(さくやま)古墳  5世紀中頃の全長286m吉備2位の前方後円墳。

       造山(つくりやま)古墳 長さ360m、吉備1位、全国4位の前方後円墳。

       吉備津神社      巨大な本殿は「吉備津造り」の国宝。祭神、吉備津彦命。

 牛窓(うしまど)町  「ペンション ポッケ」 経営者の知人粟田さんと旧交を温める。

 龍野市      21:30着  車中泊。

            656km  14時間30分

5月18日      晴れ

 龍野市      5:00発

 京都市   知恩院で伯母の墓参り。

        八坂神社  朝鮮新羅渡来の秦氏が新羅神スサノオノミコトを祀った。

 滋賀県石部町  妻の実家の墓参り。家系図によると菅原の出。これも朝鮮渡来。

 安土城址     織田信長の壮麗な居城。発掘が進み全容がわかってきた。

 安土城考古博物館  近江風土記の丘にあり、弥生・古墳・戦国時代の資料展示。

 阿育王山(あしょかおうさん)石塔寺(いしとうじ)  阿育王塔は推定飛鳥時代の築造。

 鬼室(きしつ)神社 大津京の頃の百済渡来人、高官鬼室集斯の墓碑が本殿裏に。

 百済寺      古代、琵琶湖東岸は百済からの渡来人の里。590年創建。

 秦荘(はたのしょう)町  新羅系渡来人秦氏の居留地だったのだろう。

 胡宮(こみや)神社 渡来人の神社だったのだろう。

 多賀神社     祭神はイザナキ・イザナミ、天照大神を生んだ、我国の祖神。      

 彦根市      19:30着  車中泊。

            331km  14時間30分

5月19日      晴れ

 彦根市      6:05発

 敦賀市      気比(けひ)神宮  伊奢沙別命(気比大神)・応神・神功など7神を祭祀。

            気比の松原  虹の松原(佐賀)、三保の松原(静岡) で三大松原。

 伊吹山有料道路入口 天候悪化で登らず。

 関が原古戦場

 不破の関跡    672年、壬申の乱の翌年天武天皇が作った。

 関が原IC     名神高速

 御殿場IC

 小田原自宅    17:55着

            502km  11時間50分       

 全行程 11日間、 全走行距離 3990km

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